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そのことを伝えると大笑いされ、祖父が違うと言いながら本を出してくれる。
「まぁ、これも違うがな」
「大国さん、それじゃあ分からないんですけど……」
「なんだっけ、ほら、天岩戸に隠れた時に裸で踊ったとか何とか……」
「兄貴……マジ?」
「違ったか?」
「あながち間違いでもないかの。多少の布は纏っておった。面白おかしく踊る姿を、天照大御神に見せねばならんだから。あの時は本当に苦労したわい。なんせ、須佐之男が……」
「八意、その話長いからやめろ」
「えー、大国さん、俺聞きたいのに!」
「今度書物を貸してやる。それより明日が祭りだ!あの様なやからは、活性化した気に寄ってくる。アホだからな!」
「それであの化け物?」
「化け物と言うより集合体と言うか……元々力のあるやつに取り込まれて大きくなったものもいれば、封印が解けたもの、退治できてなかったものだ。雑魚は寄ってきただけで、そういったヤツらの餌みたいな物だ」
「餌って……」
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