序章 ー異世界地図、書きます。ー

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序章 ー異世界地図、書きます。ー

俺は悲しい。全ての人が世界を見る時、機械のレンズを通して見ていないか。目の前に素晴らしい景色がどれだけ広がっていようとすぐに機械を手に持ちレンズ越しに記録してしまう。もったいない。その景色まで足を運び、目で見て手に機械を持つのならば、機械をペンに持ち替えて、書き写すべきではないか。え、上手くかけない?練習しろ!書いて書いて書きまくれ!!俺は景色全てを自分の手で書くのが趣味のただの大学生だ。物心ついてから書き続け中学ぐらいから地図も書くようになった。書き上げた地図と風景を見てるだけで1日、いや3日は起きていられる。そんなある日、旅先で俺は雷に撃たれ命を落としてしまう。すると、目の前に女神が現れこう告げた。「あなたのことは知ってるわ!ダイチ・ワタルよね!ちょっと異世界地図、書いてみない?」 こうして、女神からスキル「女神の守護」もらい、様々な問題で干渉できない異世界に転生しては歩き回り地図や風景を書きまくる冒険が始まるのだった。「俺、異世界地図、書きます。」
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