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「もう他に手順はねぇんだろ?」
「……な、ない……」
(たぶん……)
「じゃあ、挿れるぞ」
狼煙間は、待ちかねていたように怒張した自分のペニスを握り、矢木は身体を硬直させた。
「ま、待ってくれ! 心の準備が……っ!」
「矢木!」
狼煙間は、いい加減堪えきれなくなって、矢木をソファに押さえつける。
「……挿れさせろ。抱きたいんだ」
狼煙間は、美しい顔を余裕がなさそうにしかめて、矢木に低く囁いた。矢木に怪我をさせないためにと、狼煙間は自分の欲望を抑えつけて奉仕したのだ。しかし、ここですっぽかされるのはごめんだ。
矢木は、狼煙間の追い詰められた顔を見て、ゾクリと肌を粟立たせる。狼煙間がどれほどこの瞬間を待ち望んでいたか、どれほど昂ぶっているのか、一目で見て取れた。
「っ……わ、分かった……」
矢木は絞り出すように答えて、狼煙間から顔を背ける。
「い、痛くしないでくれよ……!」
「保証は出来ねぇ」
狼煙間はそう呟くと、自分のペニスを矢木のアナルにゆっくりと押し込んでいった。
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