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「そうかな。僕からすれば蛙とおたまじゃくしの匂いなんだけど」 「独特だね……」 苦笑する彼女の反応に、育った土地の違いは嗅覚でも現れることを知る。いつか僕の地元のあぜ道を歩かせたい。梅雨がいいだろう。土の匂いを感じて、アーバン・ガールはどのような反応をするのか。……なんて、やはり地味かな。 昼の情報番組で見かけたパン屋で購入したクロワッサンをかじる。バターが芳しく鼻孔をくすぐる。
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