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梅雨、連日の雨。
今日も朝から、雨がしとどに降っています。
とはいえ、私の旦那さんである義治さんは雨が降っても、生徒さんが待っている道場に今日も行きます。
といっても、道場の鍵は彼が持っているし、朝の7時には、もう道場を開けるので、『生徒さんが待つ』というより『生徒さんを待つ』といった方が合っている。
多分、待っている姿も袴姿だから、武士みたいに見えるのでは無いかと私は、密かに思っています。
私は、そんな旦那さんを見送り、家事にとりかかります。
先日のストーカー事件があって以来、玄関に花を生けるのが、我が家の通例になりました。
あの時はチューリップでしたが、それが枯れると、なんだか、玄関の雰囲気がもの悲しくなるので、枯れては買い、枯れては買いを繰り返しています。
今は、紫陽花を飾っています。
重たそうに頭をもたげている姿が、可愛らしいです。
外の雨の音が、雨に濡れる紫陽花を連想させます。
雨は、植物を綺麗に魅せてくれるので、嫌いではありません。
ですが、元警察官をしていた義治さんの古傷が疼いていないか、少しばかり心配です。
我慢強い人ですし、傷が疼くのも我慢が出来ないほどでは無いはずです。
それでも、気持ちの良いものではありません。
因みに、私も時おりですが、レディース時代に、しくじって出来た古傷が疼いて、とっも不快です。
我慢するしか、ありません。
新婚なのに夫婦揃って、眉をしかめているのも嫌ですから、出来るだけ笑っています。
それに、一緒にいるだけで暖かい気持ちになって、顔も痛みも自然と和らぎます。
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