奇跡

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みかの病室に一人の老人が入ってきた。 キラキラ光るものに気付いて拾う。 キラキラ光るそれは2つあった。 それを老人は握りしめ病室をでる。 カツカツ。 何人かの走る音が聞こえる。 老人とすれ違う。 老人はニコニコしながらその場を後にした。 「みかちゃん!」 病室に次に入ってきたのは母親と医者だった。 医者に危篤状態だという連絡がきていたのだ。 そっとみかに近づく。 「みかちゃん!」 みかはその大きな声を聞きゆっくりと目をあけた。 みかはふとあることに気が付く。
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