奇跡

4/7
前へ
/197ページ
次へ
みかはみるみる元気になっていった。 リハビリ中はとおるが付き添った。 「みかちゃん。頑張って!ここまで歩いてこれるよ。」 とおるはみかを励ました。 みかは必死に歩いている。 「キャッ!」 みかが転びそうになり とおるがすかさずみかの体を支えた。 「大丈夫?」 「うん。ありがとう。」 「俺さ………。ずっと言いたかった事があるんだ。」 「何?」 「俺。みかちゃんが好きだ。」 顔を赤くして言う、とおるをみて、 「クスクス。」 とみかは笑った。 「どうして笑うんだよ。人が真面目に……。」 とおるが言った瞬間。
/197ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2393人が本棚に入れています
本棚に追加