死神

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ポリポリ 頭をかきながら手帳をみて場所を探す。 「ここか。」 ドアを開ける。 そこにはベットに横たわる1人のおじいさん。 酸素マスクをしている。 息が荒い。 周りには家族も誰もいない。 おじいさんの瞳は涙がでていた。 「辛いか?じいさん。」 死神が聞いてもなんの反応もない。 死神は人には見えない。 死神の声も……。 死神は時計をみた。 「そろそろか。」 おじいさんが急変した。  息があがり心拍数はあがる。 目には涙が流れていき おじいさんは真っ直ぐ天井を見つめつづけている。
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