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とある人とはこの学校の生徒会長 龍崎さんだ
今までの貸しチャラで良いから手伝ってほしいことがあると言って階段前に呼んだ
「ちょっと用事あるから先に階段登っておくから」そう言って西上の先に行く
上がった先には龍崎さんが居た
「突然呼び出して何だ?お前が頼んでくるなんて」
「そんなに時間は取らせませんから」
「借りがあるのは事実だし別に構わんが」
「単純に落し物をした人を高3内探してほしい、ただそれだけです。それが終わったらここに戻ってきてください。頼みますよ先輩」
先輩は面食らった様にしつつ
「構わんが…で、落し物ってなんだ?」
ちょうど登ってきた西上を指差しつつ
「彼と一緒に女子にあの傘に見覚えがないか聞いて回ってくれません?」と言う
「自分はちょっとやりたい事があるのでお願いしますね。」そう言って目的の場所に向かう。
西上を完全に置いてきてしまったが、会長なら大丈夫だろう
自分のやれる事をやる。ただそれだけだ
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