19人が本棚に入れています
本棚に追加
「人の価値なんてものはさ、他人が決めるものじゃないよ」
自己否定から始まる僕の言葉をそうやって遮ってくれた貴方。
その手の中で愛されて華開いた。
その愛が偽物だと知っていた。
「お前が俺には必要なんだよ」
貴方のその僕が「必要」という言葉は本物だから。
兄さんに似せた髪型、話し方。
そう、いつの日かきっと
きっと貴方の本物に……
タイトル【ぎょもくえんせき】
最初のコメントを投稿しよう!