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次の日奏が慌ただしく私の身の回りの世話をして学校へ向かった
燕尾服の筈が制服を着てる…ということは学園でも私の護衛に徹するということ
教室につき扉を開け私の席の前に立った
案の定落書きされていて周りからクスクスと笑い声
滑稽ですね……
椅子に座り足を組み落書きされた机に片腕を立てた
異様な空気を察知したのか辺りはシンと静まり返った
「何か勘違いされてませんか?」
私の言葉が教室中に響いた
「貴方達のような庶民が私に喧嘩を売ってる?はっ、冗談も程々に」
氷のような冷たい言葉を投げつけた
生徒会剥奪?関係ありません
私は財間家の息子
それが全て
さぁ、ここまで言わせて尚制裁を続けるならしてみなさい
次の日から私への嫌がらせはゼロとなった
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