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所詮こんなものですよね
日本有数の規模を持ってる「財間家」の名は本当は使いたくなかった
私自身の手で変えたかった、築きたかった
しかしそんなことは無理で名に頼るしかなくて
「奏食堂に行くよ」
「はい椿様」
奏がクラスメイトとなり更に私の周りから皆離れていった
名を振りかざしてから小細工してくるものもいたがそういう人達は次の日から見ることは無い
食堂へ入る前は騒がしかったのに私と奏が足を踏み入れた瞬間静寂に包まれた
はぁ、居心地の悪い
適法な席に座り奏に料理を選ばせ到着するまで椅子に座りながら目を閉じた
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