小さく、けれども偉大

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大した一歩じゃないかもしれない。 何処にでもあるような、 それこそ学校や仕事に行くために家から出るような、 当たり前の一歩かもしれない。 でもそれが、 初めて家から出たひきこもりの一歩だったら。 夢を追いかけるため、 オーディション会場に踏み入れる若者の一歩だったら。 希望の仕事に就くため、 なれないスーツ姿で面接の会社に向かう就活生の一歩だったら。 傍から見たら、それは小さな一歩。 でも、彼らの中では大きな一歩。 それはとても小さく、けれども偉大だ。 踏み出すことで景色が変わる。 そんな一歩。
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