喧嘩するほど睦じい

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喧嘩するほど睦じい

20XX年 人間たちの暮らす現世と死者たちが暮らす冥界が繋がった。 非力な現代社会人は冥界で鍛え上げられたマッスルボディの死者たちにボコボコにされ、じゃあスポーツマンはどうかと言われれば、冥界の王「メイカイチャン」の力により世界を黒尽くめにされ視界を奪われ、これまたボコボコ。 世界の7割の人間たちが無残にも倒され、もうダメだと全ての人間が思った。 しかしそこに光が1筋、また1筋と増えていく。 その光の名は、「サイリウム」 そう、これはオタクが世界を救う物語。 「何ですか、この原稿。」 「いやあ、独創的でしょ?そうでしょ?」 「なーにが独創的ですか、このバカオタク!!自分を主人公にしたいだけじゃないですか!!」 「なっ、そ、そんな事ないですよ、多分…」 「嘘つかないで!それに『メイカイチャン』って何ですか?こんなの出したら、『センスなさすぎわろたwww』とか書かれますよ!」 「いやいや、親しみやすい名前にしたんでしょうか!」 「全然親しみやすくないから。あとあと、 「あっちの二人また喧嘩してるのな。」 「あの二人、俺の同級生なんですよ。」 「へー。」 「あの二人、結婚してるんですよ。」 「へー。えっ?」
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