【設定資料】ロワールハイネス号の船鐘

【第2回】ジャーヴィス編

Q1.まず名乗りましょう。正式名、あだ名、本名などあればそちらも。
　　≫ヴィラード・ジャーヴィスと申します。
　　（一礼）

Q2.性別・髪や瞳の色・体格など。
　　≫男性。王都に行けば、幾らでも見られる
　　栗毛色の髪に、瞳は青色。
　　ややつり目。私は目つきが悪いのだろうか。
　　妹が幼い頃、私の顔を見ては
　　すぐに泣いてしまうのだ。
　　「こわい」と言って。（黙り込む）

　　……余談だったな。
　　私は典型的な、
　　王都ミレンディルアの人間だ。
　　エルシーア人は王都のある（北部）と、
　　海軍本部があるアスラトル（南部）では
　　髪の色や肌の色が違うのだ。
　　ちなみに南部の人間は、
　　殆どが金髪に水色の瞳。
　　北部の人間より肌の色は濃いな。　　　　　　　　　

Q3.あなたの故郷について。
　　≫エルシーア国北部にある
　　王都ミレンディルアだ。
　　四方を標高の高い山々に囲まれた
　　盆地にあり、常春のエルシーア国で
　　唯一“雪”が降る所だ。

　　周りの山からは豊富に貴金属や
　　魔鉱石の類いが産出し、
　　王都にはそれを加工する職人達や
　　商人達で溢れている。
　　ひと山当てた成金貴族が
　　腐るほどいる都だ。　　　

Q4.あなたが今いる国(都市・土地)について。
　　≫今は南部のアスラトルにいる。
　　北部と違って気候も人も実に温かい。

　　アスラトルに来てもう10年……か。
　　初めてターコイズブルーの色をした
　　エルシーア海を見た時、感動して
　　泣いてしまったな。
　　王都はどうも灰色のイメージしかないのだ。
　　山間部なので天気が良い日があまりなく、
　　いつも重苦しい雲が空に立ち込めている。
　　王都には帰りたくないな。
　　事情があって大きな声では言えないが。

Q5.あなたの職業(地位・称号)は？
　　≫エルシーア海軍所属、
　　ロワールハイネス号副長。
　　階級は中尉。