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私は雨が嫌いだ 私は学校帰りに駅から自宅まで歩いていた。 夕立だろうか、さっきまで赤みのある空だったのにいつの間にか黒い雲が空に広がっている。 家まで半分くらい歩いた所でポツポツと雨が降り出し私の頭や肩を濡らし始める。 まぁ、家までなら大丈夫だろう… あと15分くらいだし家にたどり着くまでには、なんとか間に合うだろうと思ったのが間違いだった。 突然、ザーッと水が入ったバケツをひっくり返したような激しい雨が辺り一帯を覆う。 私は慌てて、教科書の入った肩掛けのカバンを頭にかざし雨を防ぎながら雨宿りできそうな場所まで走った。 カバンでは雨を防ぐのには限界があるが致し方なかった。 ちょうど目の前にはタバコ屋さんがあり店先の屋根ならひと1人くらい入れるくらい少し前に出ている。 叩きつけるような雨から逃げながらその場所に吸い込まれるように辿り着いた。 そのタバコ屋さんには、屋根の下に昔ながらの赤い郵便ポストがあり私はその右隣に立ちポストと並び雨がやむのを待った。
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