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「……」
「はぁあっ、優凛くん、、、はぁはぁはぁはぁ、あん、もっと蔑んだ目で見てぇ!」
……なんだ、この状況は。
場所は相部屋である古徳の部屋。
キングサイズのベッドの上。
目の前にいるのは、息を荒くし、裸でブツをおっ立たせて、今にも俺に襲い掛かりそうな古徳。
古徳は俺の彼氏で、恋人と性的な行為をすることは、おかしな行動ではないはずだ。
元々同意の上でここにいるわけだし。
俺だって男だし、性欲もあるから。
拒む理由はない。
はずなんだが…。
何故だろう、可笑しいな。
俺は古徳のことが好きなはずだ。
この気持ちは間違いじゃないと確信していたはずなのだが…。
今、古徳に感じる気持ちは、
「…気持ち悪い」
ってことだけだ。
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