after short story 5(律side)

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あれだけ嫌がってたくせに兄のサプライズ計画を知った途端、おねーさんも結構必死になっちゃって。 性格上、自分がしたくないことは絶対やらないタイプだと思ってたのに良い意味で裏切られた気分。 「そういえばプレゼントって用意してる?」 「…あ。」 「だと思った」 「もう買いに行く時間もないし…どうしよう?」 柄にもなく困った顔をして、そう聞いてくるけど… ハッキリ言って兄が欲しいプレゼントは、この世でたった一つしかない。 それはどこの店でも取り扱っていない、何円払ったって買うことができないもの。 「簡単だよ。“私がプレゼント”って言えばそれでOK」 この調子だとそのうち気付くかな。 兄への想いと愛こそが何よりも一番価値のあるプレゼントなんだってこと。
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