after short story 4

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after short story 4

_____夏。 この季節の良いところなんて、ビールが美味しいこと以外に何があるんだろうかと考える。 外に出るとジッとしてても暑いし、日焼け対策しなきゃいけないのが面倒くさいし、蚊に噛まれて痒いし、セミがミンミン鳴くのが耳障りだし。 やっぱり考えても考えても、良いとこなんて全然浮かんでこない。 それでも世間は何故か夏になると開放的になるイメージがある。 花火大会や夏祭り、海水浴にバーベキュー。 どこに行っても夏ならではのイベントが盛りだくさんだから仕方ないのかもしれないけど… 正直、どれも私には無縁だったものばかりで興味がない。 とにかく、私にとって夏は暑いだけの憂鬱な季節でしかないのだ。 “桃華ー!今到着したよ。ねぇねぇ!どう?” そんなことを考えていたとき、届いたLINE。 すぐに確認すると、送り主である芽衣子がメッセージと共に水着姿の写メを送ってきていた。 これには抑えていたため息が漏れてしまう。
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