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繋がってる
おしまいって事だよね」
何てこと言いだすかな。
夕日に照らされた屋上で、私は呆れるしかなかった。
この親友……いや、彼女が言うには妹だっけ?
まあ、そこはどうでもいいとして。
「ああ、恥ずかしい……」
頬を赤らめて顔を手で扇いでいるこの女、宇央紗緒がとんでもない女だって事だけははっきりと分かった。
たった十五分ほどの会話で、これまでの十七年間が覆されるなんて。
私の失恋なんて、つくづく些細な問題だったわ……。
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