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チャイムが鳴った。
保健室の窓から、雨が降るのをボーッと眺める。
廊下からパタパタと上履きの音がしてきた。
来たかな?
保健室の扉が開くと同時に、目線をやると…
翔「うーわ、濡れたぁあ。先生ぇタオルー」
栄純「お前かよ……」
花ちゃん『あらあら、傘持ってなかったのー?』
翔「途中でぶっ壊れた」
花ちゃんからタオルを受け取ると、翔は雑に身体を拭いた。
翔「パンツまでグショグショだし」
イスに座ると靴下やYシャツを脱ぎ、近くの手すりにバサリとかけた。
栄純「うわっ、ばか!水飛んできた!」
翔「わりぃわりぃ」
カチャカチャと腰のベルトを外しだした。
栄純「おい、ここでパンツ一丁にな……」
翔「パンツ一丁に、俺はなる!!」
栄純「やめろ!!」
ガラッ。
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