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第二話 友達を信用することのつらさ
このゲームの通知が来たすぐあと、一斉に40枚の写真が女子高生グループチャットに解き放たれた。
私と香音の写真はなかった。
しかし、皮肉にもクラスメイトの赤灘さくらが撮ったと思われる猫が大勢血を流して倒れている写真があった。
「え…?赤灘さんこ、この写真って…。」
「な、なんで…、消したはずなのに…。」
赤灘さんがひどく動揺していた。
「赤灘おまえ、この写真なんなんだよ!」
クラスメイトの光町綾菜が怒鳴った。
い、いや…、ち、違う、これは…違うの。い、いや、友達解除しないで、し、死にたくない…。」
「死ぬことは無いだろうなぁ、まぁ、友達解除されるのは自業自得だろうけどなぁ!今さら後悔したって遅ぇよ!消えちまえ!」
「綾菜、それ以上はいっちゃダメ。本当に赤灘さん死んじゃうかもだから。」と、私は綾菜を制圧しようとしたが、
「知らねぇよ!赤灘が死のうと私は関係ねぇ!死にたきゃ勝手に死んでろ!ゴミクソ!」と言い、教室を出ていった。
「なんなんだよ!あの真菜のやつ!そんなことどうでもいいだろ!うっせぇよ!」と呟いていると、
ドンッ!
「あっ、すみませ…」と言いながら顔を上げると…、
そこには全身紫の亡霊っぽい人が二人いた。
「あ?なんだよ、今私むかついてんだよ。どけよ!」と綾菜が言い放つと、紫の亡霊っぽい人の一人が綾菜の腹部に鋭い爪を思いっきり横に切った。
「は?え?」
そのとき綾菜は気づかなかった。なぜ腹部を切られたのか、そして、もう一人が綾菜の首目がけて鋭い爪を振り下ろしているのを。
第二話どうでしたか?第三話もお楽しみに!
ハッピーシュガーライフアニメ楽しみです。
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