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結構簡単なお願いだけど、僕は身体が弱いから君にはついていけない気がするんだ。
だってそういう時に限って激しくするんだろ?意地悪なところがあるからね。
だからみんなに嫌われちゃうんだよ。
僕の親友が君のことを「嫌い」って言ってたんだ。もちろんその親友とはその場で縁を切ってやった。
今後、一切口も聞かないし、もう二度と奴の顔は見たくない。
そのくらい君に人生を賭けてる。
いつだってありのままを受け止める覚悟があるし、文字通り逃げも隠れもしない。
そう、これからも一生。
だからこの日がずーーっと待ち遠しいかった。やっと君に会えるからね。
2週間ぶりかな?本当に寂しかったよ。
会社のビルの屋上で、汗臭いワイシャツを気にしながら待っている。
冷たい風が身体を吹き抜けて、アスファルトの湿った匂いが漂ってくる。
「やっときたか……」
ゆっくり近いてくるその姿は、どうやらいつになく不機嫌そう……
でも、また雨に会えて僕は嬉しいよ。
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