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ドガァァァァァァァ!!!!
『ぐはぁぁぁ!』
会って早々、振り向いた刹那の出来事。春斗の渾身の廻し蹴りが父親の顔面にヒット。
父親は荷物がまとめられているダンボールの山に突っ込んでいった。
その拍子に離したタバコは春斗の持っていた灰皿へと納められる。
『な、何すんだよいきなり……』
春斗『バッキャロー!!花火師が花火作ってる時にタバコ吸うなって、かぁーちゃんにしこたま叱られてんだ___』
ドガァァァァァァァ!!!!
今度は父親のドロップキックが春斗の腹に命中。くの字になって春斗は窓を突き破り外へと放り出された。
『バッキャローはテメェだバッキャロー!!!!。父親に足出すとはいい度胸してんじゃねぇかと言いたいところだが、確かにかぁーちゃんにゃ~しこたま叱られたっけな。はっはっは』
豪快に笑う父親はそのまま倉庫の奥へと向かう。
『悪いけど隣町の仕込みの応援でしばらく家に留守にするからよ。それからパパ上は先にご飯済ませたからお前も適当に食べなさい』
春斗『りょ、りょ~かい…』
腹を抑えて悶える春斗。こんな事をする春斗だが、反抗期のなかった春斗は家族との関係は良好なのだ。
…
……
………
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