1. コンビニ跡地

2/11
前へ
/85ページ
次へ
 そんな安里に横からかかる声があった。 「安里ちゃん、おはよ!」 「お?」  安里が顔を横に向けるとスクールカバンを持っていないほうの右手をふる少女が歩いてくるところだった。 「()(れん)、おはようー!」  安里も元気よく左腕をふって返す。亜麻色に似た、薄い茶色の髪をハーフアップにした芸能人かのような美少女が安里の隣に並んだ。  彼女は(しら)(たま)()(れん)、安里の幼馴染にして親友だ。
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加