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初陣2
戦場を確認するとドラゴタイプの拘束に相当数の兵力が割かれ、残りで何とか維持できている状況だ。
レオタイプ中型
四足歩行の巨大な獣。猫型の生き物が醜く肥大したもの。たいして強くはないが爪による攻撃は少し厄介だったか。
ラドンタイプ小型
古の時代に飛んでいたカラスという動物が巨大化したものらしい。装甲も脆くおこぼれを預かるだけの雑魚だな。
ドラゴタイプ大型
二足歩行のドラゴン。硬い装甲に強烈なブレス攻撃がある。同期が何人か食い殺されたな。
輝生物共通事項
体のどこかに輝生石があり、破壊すれば死亡する。しかし、輝生石は高値で取引される為、くり抜くのが望ましい。
ストーンズでの事が嫌でも頭をよぎる。
戦場を見極めると盾を構え、ラドンタイプを叩き落としながら急降下をする。
「敵か?」
応戦していた軍服たちが騒ぎ始める。
「いえ、識別信号は仲間です。援軍です」
「援軍とは心強い」
戦闘中に会話とは随分余裕な人たちだ。
案の定、その隙をついてレタイプの一体が戦場には似つかわしくない愛らしい顔をした黒髪のショートヘアーの女に飛び掛かる。
軍服の一人がショートヘアーの女に叫ぶ。
「後ろだ!」
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