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残るはd605。スピードを犠牲に分厚く固められた装甲であるため、s902の遠距離武器では分が悪い。ここは俺が仕留めなければならない。勝たなければ俺達が廃棄される。黒刀を構えるとガチャガチャと音を立て戦闘態勢に切り替わる。刀の中央から黒い輝生石があらわになると刀身を作る。黒く濁ったまがまがしい光は思い通りの長さと幅にする事ができるが最も威力が高められる長さ100cm、幅10cmの所で維持する。
俺は地面を蹴った。
200mほどの距離を一瞬で詰める。
こちらの動きを察知したd605が防御姿勢を取ろうとするが輝生石の力が音速を超え、光速を超え、振りぬくと同時に赤い装甲はゴミくずへと変わり人であった者をただの肉塊へと変えた。
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