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「辛い、よね…? オレも…」
だんだん明瞭になる言葉で話ながら祐也は上半身を起こし、弾に足首を掴まれたまま向かい合う。
「ダンと、おんなじこと…すれば、いい?」
そう言った瞬間、弾の切れ長な瞳が驚きで見開かれる。
その表情に祐也は自分が間違ったことを言ってしまったんじゃないかと怯んだが、それを見た弾は緩く頭を振り、祐也から視線を逸らした。
「違う…」
低く、呻くように言葉を放つ弾。
(…よかった)
内心で祐也は、安堵の息を吐く。
あの状態のままでいることは、同じ男として理解している。
だからどうにかして治まらせないといけないことは分かっていたが、だからといって弾が祐也にしたようなコトを同じようにできるのかと考えると、…ちょっと怖いし、できないような気がしたからだ。
なんといっても弾の屹立はお粗末な自分のモノとは比べ物にならないほどの大きさを想像させるように膨らんでいるし、何よりソレを弾がしてくれたように舐めるとか、しゃぶるとか…できない気がする、と、尻込みをする自分がいた。
まぁ、手を貸すぐらいはできそうだけど、いや、それは確かに文字通りなんだけど、と自分の呟きに内心でツッコミを入れて笑んでいると、ぎゅっと弾に足首を掴まれ、視線を向けた。
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