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前回と前々回は、呟きが止まった後に「何々はどこそこにあります」と告げた。 俺は今回もそうだと思っていたが、彼は何も言わなかった。 いつもよりも少しだけ見開いた目でいとことその妻、そして十歳の女の子を見ると、下を向いてしまった。 しばらく様子を伺っていたが、そのままだ、 ――いったいどうしたんだ?
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