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「あー…あれ、短時間しか効かないタイプの媚薬だからもう、切れていても可笑しくないわね」
いつの間にかあの体がとても熱く下腹部に重たくぐるぐると渦巻いていた熱がなくなっていたのは短時間しか効かないタイプの媚薬だった為いつの間にやら無くなっていたのであった。雪那は今度は長く効く様に調合しなければと心の中で言った。
「―――そうなのか…、その、雪那」
もじもじと、雪兎は視線をキョロキョロさせながら雪那の名を呼ぶ。雪那はそれに何だろうと思いながら
「?なぁに、私の可愛い雪兎ちゃん?」
と、聞くと、雪兎はとても恥ずかしそうに雪那の顔から視線を反らしながら
「……その…あの………何て言えばいいのか………」
「???」
「……あの、――お仕置きとかそんなのじゃなくて……ちゃんと、抱いてほしい……」
「――え?」
雪兎が恥ずかしそうにそう、抱いてほしいと言ってきた事にたいし雪那は心底驚いた。
普段ならそんな事を言わないし何ならもう、今日はしたくない(しつこいから)としか言わないのに…
そんなポカーンっとした雪那に雪兎は
「…いや、だった?……それに、、その……ベッドでちゃんといつもみたいに抱かれた方が好きだし…」
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