第7話 Prima dell'inserimento

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雪兎が体を起こすと雪那は両手で顔を覆い隠し、何かをぶつぶつと呟いている。雪兎はそれを不思議そうに見て雪那ともう一度名前を呼び雪那へと手を伸ばそうとする…… ガバッ! 「っ、?、えっ、わっ、雪那??」 雪那へと手を伸ばそうとしたら雪那が雪兎のその手を掴み押し倒した。はぁっ、はぁっと荒い呼吸をして雪兎に覆い被さった雪那はまるで獣のように息を吐き、雪兎の手を自らの手で拘束し逃げられないようにして、先程口淫をし果てさせたと言うのにまた、赤黒く透明な液体を出しながら怒張はそそり立ち。その作り物の様な紫色の瞳を妖しく輝かせその不思議な瞳孔は完全に開ききっており薔薇色の頬と紅い唇がまた、この世のモノとは思えないほど妖艶で恐ろしく、そして、えも言えぬ美しさだった。 雪兎はその雪那を見て少し震えた、美しい獣が自分を見て欲情してまた、性器を立たせて今にも自分を食い散らかしてやりたいと言わんばかりに息を荒く吐いている……… あ……雪那が、とても酷い顔をしている… 雪兎はそう思うとまた下腹部がきゅんっと切なくなり秘部からとろっと透明な液体を出して今にも自分を喰おうとしている美しい獸の為に濡らし挿れて欲しいとパクッパクッと秘部が無意識に開いては閉じてを繰り返し雪兎は、はぁっ…と切なそうに息を吐き雪那を物欲しそうに見ている。 「っ、せ、せつ、な………」     
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