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あー、だりぃ。
毎日ある大学の講習も、クソにもならねぇ人付き合いも、…喰種として生きるのも。
いつからか自分に素直になれなくなった。疑い、蔑み、見下してきた。うっすらと青に澄んだ空に、美しいはずの虹が出ても「綺麗だ」と言えなくなっていた。
食料と言う名の彼女もいざとなった時の一つの手段でしかない____はずだった、そいつが俺を変えた。自分が喰われそうになったというのに俺を受け入れ、挙げ句に居場所まで作ってくれてよ。
だから、こんなしょーもねぇクソみたいな毎日も悪くねぇと…今は思う。お前もそう思うだろ?
なあ、クミ。
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