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「実はね~、ドクターイエロー見てないんだ一回も。」
「呆れた。小峰崎さんの鉄子たかが知れてるね。とりあえず、芽衣はどうかな?またいじめられてるの?」
「相変わらず。」
「いじめて何がいいのかしら。芽衣に危険迫ったら私が守んないとね。」
「私も対処しようとしてるけどね~。生徒会の権限使ってね。とにかく中に入りますか。」
「うん、そうだね。」
◇
その日の放課後。
怯えながら芽衣は体育館裏に強羅依理に呼び出されていた。
「な、何?強羅さん。」
「決まってんだろ!!これだよ。」と言い芽衣を殴った。
「おまえがムカつくから私のサンドバッグにしてやってるんだよ!」
「おまえなんかねぇ~、生きてるべきじゃないんだよ!」
「へぇ~、『生きてるべきじゃない。』ねぇ~。」
こっそり様子見していたが、耐えきれず二人の前に出た。
「菊池さん…。」
「大丈夫。私が芽衣を守るから。」
「強羅さん、それ、そっくりそのまま返してあげるよ。」
「なんだと、てめぇ。テスト学年1位だからって調子乗るなよ!てめぇから相手してやるよ。」
「あははっ♪勝てるわけないのに。」
「このやろぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「あははっ♪」
強羅さんからのパンチをかわし続け、そして、
「まぁこんな感じかな。」
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