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「はい。もしもし。胡桃探偵事務所です」
「すみません。海斗君はいますか?」
俺は「今あのバカ出かけてるんですよハハハ」と言ってしまった。
「そうですか。今張り込んでいる人からは何も言われていないのでいると思ったのですが。」
ごめんなさい。今はなしているのが俺なんですてへっ。キモイなやめよう。
ピンポーン
嫌な予感がするぜ。
今開けたら生きて帰れないかもしれない。
俺の緊張は最高潮に達した。
別に最高潮に達したからと言ってこれという変化が起きるような漫画みたいな展開はなくただ沈黙を貫かないと死ぬという事が頭をより正確に掠めていくだけだった。
しかし、俺には切り札がある。それは、・・・親父。
親父はその昔、美人局に騙されて壺を買ってしまった。
他には、痴漢と冤罪をかけられたり(ちなみにそのあと冤罪は晴れて親父は電車では両手で手すり?に?まるようになった)
俺の期待に応えてくれ親父。
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