しょうもない高校生活

文化祭実行委員会1日目

家に着くなり俺は風呂を沸かした。まあその前に手洗いうがいはしたが。今家には妹の柚葉しかいない。

したがって、俺は今、なんかいろいろめんどくさい年ごろの小娘と同じ空間にいなくてはならないのである。ブラコンだったらなー。いやそれも嫌だな。

まあそうならないためにふろを沸かして逃げ道を作ったんだが・・・あいつが先に入ったら相当長い時間風呂には入れないことになる。

今柚葉は部屋で勉強をしているから今日は俺が先に入れる。俺は贅沢にアイス2本とコーラを持って風呂に入った。やっぱり一番風呂は最高。

風呂から出てから一番風呂入らなくてよかったのかと聞いたら　
「お兄ちゃん。一番風呂は体に悪いんだよ。肌に刺激的だからね。知らなかったの？」とか言ってきた。

クソー。うちの妹だけじゃないよなこんな感じになるのはすべての妹だよな？
違う気がする。隣んちの三女がとてもやさしく可愛いからそんなことはない。

ついに家での居場所すらなくなりつつあると真面目に心配しかけていると
妹に「頭乾かさないと風邪ひくよ」と声をかけられた。

まだ居場所があることを知り喜ぶ海斗だった。