第1章 出会い

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もしもこの先の未来が見れるなら、君との未来を見たかった。 ━━━━━━━━━━━━━━ 窓側の一番後ろカーテンが揺れてキミがのぞく。 「きれいだな...」 キミはその言葉で目を覚ました 私とキミに元々接点はなかった。ただひとつだけよく居残っているという共通点があった。何をする訳でもなく、ただ机に突っ伏しているだけ。いつの間にかこれが習慣になっていた。 キミの存在に気づいたのは最近のこと。廊下を歩いている時たまたまキミを見つけた。いつしか名前の知らないキミを自然と目でおっていた。 目を覚ましたキミはチラッとこっちを見て少し微笑んだ。その笑顔に私は惹かれていった。 キミはゆっくり立ち上がって「一緒に帰ろうよ」と言った。私は小さく頷いた。 私とキミの間に会話は全く涼しい風が通る。 駅の前でキミは突然立ち止まって小さい声で「名前なんて言うの?」と言った 私は少し驚きながらも名前を教えメールも交換した。その日から私たちの関係は少し進展した。
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