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僕はタイムスリップした。狙ってした訳ではなく、スリップしてしまったのだ。
確かにスリップ注意の標識が立っていた。今までスリップした事など無かったから注意散漫だったのだ。しかし、あっという間にスリップして、立て直す時間も無かった。気がついたら時間の路肩に突っ込んで動けなくなっている。なお悪い事に僕は保険にも入っていない。だから助けを呼びたくても出来ないのだ。前にも後ろにも進まない時間の中で誰かの時間が横を猛スピードで通り過ぎていく。
「あーあ、タイムスリップなんてするもんじゃないな。」
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