六玄と霧島

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六玄と霧島

唐突に六玄と霧島の出会い編。 霧島家は代々獅堂家に使えています。霧島は物心ついた時から六玄に使えることを心に決め、父親の厳しい教育の元育ちました。 そして六玄の6才の誕生日に、使用人として獅堂家に雇われました。 「無礼な振る舞い、言動は論外、一つのミスさえ許されない」という父からの命令に応えるべく、完璧に業務をこなし始めましたが、ある日六玄に「貴様、“つまらない奴”だな」と言われてしまいます。 それもそのはず。緊張とプレッシャーのあまり六玄との日常会話は愚か、顔が強ばっていて笑顔一つすら見せていなかったのですから…。 霧島は「これではいけない…!」と焦りを感じ、何か六玄が楽しんで貰えるようなことを模索し始めました。そして何故か行き着いた先が……『渾身のダジャレ』。何故そうなったのかは謎です。 翌日。霧島は一つのネタを持って六玄の前に立ちました。 「六玄様が楽しめるよう、霧島渾身のダジャレを考えて参りました!それではお聞き下さい。」 その言葉と霧島の満面の笑みに六玄は嫌な予感がよぎりました。「言わせてはいけない、何故そう思うのかは分からないが絶対ダメだ…!」と。そしてダジャレの前に「やめろっ!!オレが悪かった…!」と言って事態は終了しました。 この事があり六玄と霧島の距離は近付き、今では良き主従関係を築けているのでした。 それではショタな六玄とその当時の霧島をどうぞ( ´∀`)ゞ image=510817508.jpg
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