【回答】

7/8
前へ
/179ページ
次へ
Q.湖宵先生の恋愛談あれば聞いてみたいです! A.鋭い質問ですね!実は湖宵は昔恋人がおりました。以前一問一答の『後悔していること』の所で「過去の私は自分の事ばかりで周囲が見えていなくてね…とても大切な人を傷つけてしまったよ…。」と答えていますが、それが恋人のことなのです。←初出し 湖宵は昔から綺麗な顔立ちなので、周囲の女子から勿論モテました。複数告白されますが、演劇のこと意外興味がないので全て振ります。 そんな高2のある日、転入生が現れます。彼女は演劇に優れている文学美女でした。湖宵は彼女の演技に見惚れ、恋をします。(この時湖宵は“彼女”ではなく、“彼女の演技”に恋をしています。)また彼女も湖宵に惚れ、二人は付き合い始めました。 付き合い出してから二人はお互いの演技を認め合い、切磋琢磨して青春時代を過ごしていきます。そして一つの約束、ー…「一緒に役者(プロ)になろう」と。 大学もお互い有名な演劇部のある同じ大学へと進学しました。 しかし、これが原因で二人の間に亀裂が入り始めます。 大学の演劇は高校とは全く異なるハイクオリティーなもので、実力のないものから蹴落とされていく環境でした。湖宵は勿論生まれながらの天才肌なので、それに対応出来る能力で難関を突破し、頂点に上り詰めていました。一方で彼女は違います。今までコツコツと努力をして積み上げてきたものが届かず、湖宵との演劇の差を見せつけられてしまいます。いつしか彼女は湖宵の才能を羨むようになり、挫折をしていきます。そんな時に湖宵は無責任にも彼女を傷付けることを言ってしまいます。 湖宵「君はその程度で夢を諦めるのか?あの約束はどうなるんだ!?」 彼女「もうムリなのよっ!湖宵くんはいいわよね。生まれ持った天性で難なくこなせるんだから…でもね、私は違うの!どう頑張ったってもう伸びない…貴方の足元にも及ばないのっ!!」 湖宵「それは君の想いが足りていないからじゃないか?そんな後ろ向きの考えだから…」 彼女「努力も何もしてこなかった癖に、知ったような口聞かないで!」 湖宵「……すまない」 彼女「私達もう終わりみたいね。………さよなら」 彼女はその言葉を残して大学を中退。 湖宵の胸にはポッカリと穴が空いてしまい、その瞬間悟のだった。ーああ、私は彼女に“恋”をしていたんだ。ー……と →続きます
/179ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加