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今の学校は友達と遊ぶことなく毎日受験勉強して入学する事ができた憧れの学校。
初めてこのブレザーを着たときは感動した。
でもそれは3年も前の話。今は進路に悩む中学3年生。
私立校なのでこのまま高等部へ上がることが出来る。それなのに私は何を迷っているのだろう?
ガラスに雨粒で泣いて映る自分に小さな声で問い掛ける。
「どうすればいい?」
返事はなかった。それはそうだろう、ガラスに映っている私に問い掛けているのだから。
それでも私は再度問い掛けた。
「憧れの学校に入学したら、目標が途切れた気分なんだ」
返事はない。赤い傘に雨が当たる音しか聞こえない。その雨も私に答えを教えるつもりはなさそう。
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