第6話 ギスギスした女子会

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藤崎は流磨と川口を交互に見た。流磨は冷たい目で川口を見下ろしている。 『まあ、はっきり言えばそういうことだ』 川口は藤崎を睨み付けた。藤崎は少し眉を顰めて川口の視線を受け止めた。緊迫した3人の姿がやや上空から映し出され、「続く」の文字が出た。 「直人、カッコイイ・・・」 止まった画像を眺めていると公式サイトへの案内が出たので、円香は早速彼氏の評判を確認する為に「ご意見」を開いた。 伊藤萌:藤崎くん、可愛いー 青木奈々:うん、思ったよりイケメンだな 松永良太:テレビ栄えする顔立ちなんだろうけど、スタイリストとメイクの技術すげーな 「失礼ねえ、素材がいいのよ。川口なんかに負けずに、今後大活躍してくれるに違いないわ!」 確かに普段の2割り増しに綺麗になっていたけれどと思いつつ円香は抗議したが、拾われたのは後半だけだった。 鈴村円香:川口なんかに負けずに今後大活躍してくれるに違いないわ 青木奈々:いや、ちょっとやられるのもいいかも 伊藤萌:可愛い系ですからねっ 円香は会話の含みがわからず首を傾げた。 青木奈々:ベタだけど、一度捕まって流磨に助けられるとか 伊藤萌:いいですねえ、縛り上げられちゃったりしてw 青木奈々:女王にムチ打たれちゃったりしてw 「ちょっと、それはいくらなんでもやりすぎじゃない?人の彼氏で遊ばないでくれる?」
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