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フトシ君は何を訳の分からないことをいってるんだろう。ユーアンドミーは男だよ。雄同士なんてそんな非生産的なことお味噌の腐った女子達が許しても僕の肛門が許さない。
昨日はリキみ過ぎたせいで切痔なんだ。これ以上過度な刺激を与えたら僕のお尻が二つに割れちゃう!
「まあ顔だけならそこいらの女子よりは可愛いしな」
「俺も実はこいつの顔だけは好みのタイプだなって思ってたんだよ」
ふぁっ!
二人の怪電波を受信した発言に、僕の背筋に恐怖が伝播し、テンパりながらもブルブル震えた。まるでマッサッージチェアに腰掛けた時みたいな体の震えだ。
「や……やだぁ……」
「ヘヘッ、見ろよ。こいつ口では嫌がってるけど体は喜びのあまり震えてやがるぜ」
「オレは恐怖と苦痛で歪んだ顔の方が興奮できるから、もっと泣き叫んで欲しいけどな」
フトシ君はそういうと震える僕の体をガシッと捕まえて逃げられないようにしてくる。湿り気を帯びた臭い吐息が僕の顔に掛かる。まるで濡れた犬を三日間放置したような臭いに吐き気が込み上げてきた。
「おい、誰も来ないうちにさっさと済ませちまおうぜ」
「そうだな」
「ああ」
それからのことは思い出したくもない。でもその時から僕のファイナルヘヴン計画は動き出したんだ。
◆
「ねえユウ君、計画の準備は順調?」
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