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「おおい、我RGよ。侵入者が居るぜ?」
「何ぃぃ!!侵入者だとっ!?って言うかお前普通に喋れたんかいぃぃ!!」
密告どころか普通に見つかった!!
棚整理中の丐弉嵳例足とバッタリ鉢合わせし、拙者は隠密行動を諦め立ち上がる。
「くらえ、解説タックル!」
「ふん。この程度、我装甲の前では1ポイントのダメージにもならんわ!
って言うかいい加減飽きたから普通に喋るぜ我RGよ!」
「待ちたまえ、お前のその我RGだけが取り柄なのに、自我崩壊しないか!?」
丐弉嵳例足は甲斐摂津尼模儺礼太の解説タックルを受けとめ首回りを抱えて、突進の勢いを利用してそのまま後ろに倒れ込む。
頭から地面に叩き付けられた甲斐摂津尼模儺礼太は身悶えるどころか身動き取れずそのまま意気消沈。
「おっやー?随分あっけなかったなコメンテーター君は、大丈夫か?殺して無いよな??」
加賀久能正李が心配そうに覗く。
「殺して無いかより、今は自分が死なないかを心配したらどうだ?」
俺は剣を抜く。
否、
鞘に仕舞う。
「ハァーー!?何、戦闘体勢を解除してんだ!見たかよ、え??我RGよ!?コイツ今俺を馬鹿にしたよなぁ?このナメ腐った態度をよ!?」
「いや、すまん見え無かった。
瞬きする内だ。丐弉嵳例足くん、心からお悔やみ申し上げるよ。ご冥福をお祈りするよまったく。」
「へぇっ??」
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