青い魚
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傘に当たる雨の音、水たまりに落ちる滴の音、それから、重たく湿った匂いが辺りを満たしている。 無事に戻ってこられたようだ。 ふと見上げると、遠くの空は既に雨雲が途切れ、青空が見えだしている。この辺りの雨が止むのも時間の問題だろう。 あの青空より美しい魚が、私の心にはまだゆったりと泳いでいる。 私は雨音を聞きながら、少しずつ鮮やかさを取り戻していく町の中を、ゆっくりと歩いて行った。
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