別れは出会い、死は別れ、すなわち……

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 ……もしかして、一瞬エロいことを考えてしまったのバレてる? おくびにもださず、とか言ったけど、おくびどころか胃腸の中身全部出てた、みたいな? 「わかりました。転生します。変なこと考えて誠に申し訳ありませんでした」 「おっけー。じゃあそういうことで話をすめていくわね。……あとね、言っとくけど、私で、その、えっちな妄想をしてしまうのは仕方のないことだとは思うわ。でも、目の前でされるのはちょっと、恥ずかしいし、色々問題があると思うから、控えてね。次やったら……殴るわ」 「は、はい」  全部バレてた。神の前で隠し事をするのは不可能っぽい。そうだよね神だもんね。あと、最後の笑顔を浮かべながらの殴るわが怖かった……。 「いや、神だからとかじゃなくて、そんなあからさまな表情や仕草されたら誰だってわかるわよ。はー、これだから童貞は……」 「ななな、なぜ、それを!」  かわいい女の子に急に童貞呼ばわりされたらキョどらない方がおかしい。事実なら尚更だ。俺は生まれてこの方二十年、女性経験が皆無なのだから。 「あっ……。えっとぉ、わたしったらー、てへっ。ねえ、聡太くぅん、今のぉ、聞かなかったことにしてー? ね? お・ね・がい。えへっ」     
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