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「湊さあ、古城のことどう思う?」
「…え?」
昼食の時間。社食のカレーを食べながら湊に聞いてみた。ちなみに湊はうどん。こいつ、本当うどん好きだよな…
「どうって…どういう意味?」
「いや、そのままだよ。どう思う?」
意味が分かっているのか分かっていないのか…どうなんだろう。
「うーん…第一印象は、綺麗な顔って思った」
「うん」
「で、翔真と違って仕事ができる」
「あー、だよな」
「喋らないけど、無口ってほどではない」
「うん」
「でも、ミステリアスでもある」
…やっぱり最終的にミステリアスっていうのにたどり着くのか…
そりゃあそうだよな。綺麗な顔から始まり、ミステリアスに行き着く。俺だってそうだ。
「なんでそんなこと聞くんだよ」
「なんとなーく。そんだけかな~」
実は結構深いきっかけなんだけど。まあ伏せとく。
「で、あれから影月くんとは上手く行ってんの?」
…湊は影月くんの話題に弱い。そこを突けば話はほぼそらせる。
「ま、まあ…」
「てか玩具持ってたんだって?なんで俺に相談すんのよ」
影月くん情報。実は昼前、次のようなやり取りをしてたのだ。
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