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「しかし、面白い仲間じゃのう。
ワシが暇だから「白雪王子」の話をしてやったら、お主に代わる代わるキスを始めての。
誰がお主を目覚めさせるか試しておったわ。ハハハ(念波)」
・・・わざとだろ、このエルフ。
白雪王子って人神世界でいうところの「白雪姫」の話か?
「お嬢さんたち、なんか物足りなさそうじゃのう。
お主、このわしが作った「毒りんご」食べてみるか?(念波)」
・・・「いえ、結構です」 手を振り、速攻で断った。
そこへ美夜が、毒りんごを長老から取り上げ、無理やり私に食べさせようとする。
「さっきは不覚をとった。もう一度勝負だ! 」
・・・「いやいや。また長い眠りにつきたくないから」
毒りんごを無理矢理、口に押し込もうとしている美夜に
(耳打ちをし、「後でゆっくりキスしよう」と)
断りを入れ、
美夜は口惜しそうだったが、しぶしぶ諦めてくれた。
そういう危ない遊びはやめよう。また永い眠りとかつきたくないぞ。
・・・少し果汁が入ってきたけど、大丈夫かな?
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