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寮に戻り、アルムはイヤホンを耳につけて銃の手入れをする。朝一回、晩一回の手入れは習慣になっている。
「ふーん♪ふふふーん♪」
鼻歌まじりに磨いていく。
曲が終わると同時に部屋の内線電話が鳴っているのに気がついた。
ボタンを押すと、空中に映像が浮かぶ。
(うげっ?!)
サリアだった。しかも、ものすごく怒っている。
「おいアルム。私が何回かけ直したかわかるか?5回だぞ5回!」
「す、すみません先生」
サリアは、ため息をつく。
「まぁいい。明日の朝6時に学園長室へ来い。話がある。あと、これからはコール音が2度なるまでに出なかったら殺す」
ガチャッ
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