雨の日に──

2/6
前へ
/15ページ
次へ
 窓を叩くように張り付いては流れる、雨粒を見ている。  雨の日は、嫌いだ──。  何故嫌いなのか、其れすら分からない、この不思議な感覚がやけに気持ち悪い。  こんな日は早く、布団に包まって眠りにつきたい。  しかし、今日はそんな訳にもいかないのだ。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加