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飛んできた新聞紙と共に、 何か読めない字で書いた短冊のようなものがある。 『その忌々しい札が、【剥がれ落ちて】いること』 『フフフ…フフフフ……フフフフフフ……』 「うわぁあぁあぁぁぁぁ、ごめんなさい。…何も…何も見てません。  何もしてません、だから…」 もう見たくない。 これは夢だ、何かの間違いだ。 今までしたことがないくらい固く目をつぶって 小さく震えながらうずくまっていると、大きな雷のような音が聞こえた。 その後は……全く覚えていない。
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